PELICAN FANCLUB / ANALOG

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1stEP、2015年、日本 
パワー・ポップ 

とにかくまっすぐなロック。服でいったら高い白シャツ。


実はギターのクルマダヤスフミさんには少しお世話になったことがあります。 
もちろんクルマダさんは覚えていないと思うんですが、彼が働いていたライブハウスで企画に出させていただいたときにブッキングか何かで一度、あるいは二度ほどお世話になった記憶があります。 
もう僕はバンドをやっていないし、クルマダさんもだんだんこのバンドでの活動が忙しくなっていて会ったのもホントその一度や二度くらいで。 
「クルマダさんすごいですね、PELICAN FANCLUBきてますね」みたいな会話をほかのスタッフさんとしていた記憶があります。 
だからこそ今回このバンド名をApple Musicで見つけた時に「これは聴かねば」と思いまして。 

「New」の欄にあったので新譜なのかなと思いきや、リリースは2015年の1月ということで1年も前の作品。タワーレコード限定発売だったようです。 
この後に2ndEP「PELICAN FANCLUB」をリリース、そして2016年6月8日には3枚目のミニアルバムとなる「OK BALLADE」をリリース予定です。 
ライブもたくさんやっているみたいで、日本に帰ったら見に行ってみたいなと思います。 

このミニアルバム、6曲20分を聴いて思った感想は「なんてまっすぐなロックをやるんだろう」ということ。 
ヘンな小細工は一切なし、とにかくきれいなサウンド。真っ向勝負。とにかく真摯に音楽と向き合っている。 
素朴なメロディライン、美しいギターサウンド、ツボを一つも外さないリズムセクション。 
すべてがものすごく高い次元で実現されていて、下世話な話「これは売れる」と思いました。 

特にボーカルとベースがやばいですね。
エンドウアンリ(Vo, Gt.)の声がとにかくいい。いいったらいい。 
このバンドがやってる音楽にジャストフィットしていて、聴き手の心をギュッとつかんで離さない魅力を持ったフロントマンだと思います。 
日本語にこだわった歌詞もいいですね。
やっぱりいいボーカルが日本語を歌うとほんとに心にしみます。下手にかっこつけた英語歌詞よりもよっぽど。 
そしてカミヤマリョウタツのベースがすごいフレーズを弾いています。歌心がすごいわ。
天才かってくらいいいフレーズをポンポンと。 
そして全体的にドリーミーなんだけどクリアなサウンドプロダクションが本当に素晴らしい。若手バンドとは思えないほどの貫禄があるサウンドです。 

ここで僕の音楽トーシローっぷりが露呈するんですが、この音楽ジャンルがわからない。
「ドリームポップとニューウェイヴから影響を受けた」とか「ドリームウェーブバンド」とかいろいろ言われていますが、どうもよくわからないぞ。
ニューウェイヴってなんだ。
とにかくこの記事では「パワー・ポップ」ということにしたけれど、イマイチわかっていない。 

一聴したらとにかくハマってしまって、かなりの回数リピートしてしまいました。たぶん10周はしたと思います。 
だからもう一曲ずつ感想を書いていきますね。 

#1"凪の頃" 
ドラムは16ビートなのになぜだか全然性急感がなくて、本当にドリーミーな雰囲気。 
ギターがそういう雰囲気を作り上げているんでしょうね。
ソロもめちゃんこかっこいいです。 
コーラスがまためちゃくちゃいい仕事してます。 

#2"Dancing Queen" 
リズム隊の跳ねるグルーヴがとにかくいい。サイコー。 
ボーカルの歌メロも曲を通してめちゃくちゃいい。サイコー。 
エンドウアンリ(Vo.)の声がぴったり曲にハマっているって感じ。まるで彼が歌うためにできた曲のよう。 
このバンドの魅力がギュッと詰まった一曲。 

#3"Cassette Tape" 
ギターの単音リフとか、ボーカルとユニゾンするところとかどことなくThe Strokesを彷彿とさせます。 
ドラムの押し引きがうまくて、ぐいぐい引き込まれる一曲。 

#4"クラヴィコードを弾く婦人" 
僕がこのアルバムで一番お気に入りの一曲。 
同名の絵画を題材にした歌詞をのびやかに歌い上げるボーカルが心地よくてずっと聴いていられる。 
この曲のベースラインのセンスが特にものすごいことになってる。これもまたずっと聴いてられる。 
激しいドラムとコーラスが劇的にエモいサビ(?)もサイコー。ずっと聴いてられる。 
とにかくずっと聴いちゃう曲です! 
  
#5"1992"

このアルバム中、唯一Soundcloundにアップされています。聴くべし! 
壮大なギターサウンドが印象的な一曲です。エモい。 
真っすぐなメロディにまっすぐなグルーヴ。一番直球な曲かもしれません。 
だからこそズシンときます。耳にも胸にも。 

#6"Heaven or poolland" 
アルバムの中では一番アッパーな曲。 
#5が物語上のクライマックスだとしたらこの曲はエンドロールといった感じがします。 
ボーカルの声質が少し似ているのと、この早口で歌う感じとか文学的な歌詞がなんだかandymoriっぽいなと思ったりなんかして。 
 
2枚目のミニアルバムもすぐ聴きたいと思います!
激オススメ! 
 
★★★★☆
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