近藤勝重 『必ず書ける「3つが基本」の文章術』

必ず書ける「3つが基本」の文章術 
幻冬舎、219ページ
Amazon(Kindle版あり)

 

1.正論 2.正論 3.正論


<こんな本だよ!> 

文章を書くのは苦手ですか?簡単に書くコツは「3つ」を意識すること。これだけで小論文や仕事の報告書、ブログ記事などどんな文章も短時間で、しかも他人が唸る内容に仕上げることができます。「(1)遠景を描く(2)近景を描く(3)心模様を描く」「(1)体験(2)そこから気づいたこと(3)普遍性をもたせる」など、本書では今すぐ役立つ「3つ」を伝授。長年新聞、雑誌上で健筆を振るってきた名コラムニストが自らのメソッドを明かした、文章術の決定版!


こういう文章講座系の本を読むのは石黒圭『文章は接続詞で決まる』、唐木元『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』に続いて3冊目。
これだけ読んでるんだからいい加減文書うまくなれっつー話ですが。 

著者の近藤勝重さんはコラムニストであり、朝日新聞の編集委員。
早稲田大学で「文章表現」という授業も受けもっているらしいです。
この本も学生とのやり取りをかなり内容に盛り込んだ内容となっています。 

この本では「3」という数字にこだわって独自の文章術を語っています。
例えば、「何を書くか」と題された第1章では、「①体験②気づき③普遍性」「①初め(導入)②中(展開)③終わり(終結)」「①有りや②無しや③その答え」などと、文章を書くときに参考にしたい構造の話をしています。
これは第2章の「どう書くか」、第3章「どう構成するか」でも同じで、その中でもいろんな「3つ」が提示されています。 

正論なんです。書かれていることは。 
「ああ、こういうことに気を使って文章が書ければいいものが書けるんだろうな~」って思いますもん。 
だから、おもしろくないんです。 
この著者の論調も、著名な作家の文章を引用しては「ほら、僕の言ったテクニックが使われているでしょ?」というものばかり。 
文章の書き方を書くものであるのに、もはやその内容についてさえ賞賛する体たらく。 
もちろん文章の書き方を語るうえで内容というのはすごく重要なファクターなんだけど、あたかも「自分、この文章の良さがわかります。ここがこうなっててこうだからいいんです」みたいなのを延々と繰り返されると萎えます。 
なんだかこういうどこまでも人畜無害な正論をずっと並べ立てられると、ねえ。 

何の驚きもなかったっす。

こんなひねくれた読み方ばっかりしているから文章が一向にうまくならないんだ。 

★★☆☆☆
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