Manowar / Kings Of Metal

kingsofmetal.jpg 
6th、1988年、アメリカ
ヘヴィメタル / パワー・メタル

マッドマックス・メタル!


メタル好きなら誰もが効いたことのあるこのバンド名。

ついに今回初めて聴くことができました。


非・メタルファンが「ヘビーメタル」と聞いて想像する「イナタくてダサくてカッケー」というイメージを完全に体現したのがこのバンドです。

全部のメタルバンドがそうだとは思われたくないのですが、そういう偏見を持たれたときにそんな一般人の想像の斜め上を行くイナタさ、ダサさで勝負できるのがこのバンドのすごさ。

アルバムのタイトルとジャケットが既にそれを物語っていますね。

門外漢はお断りみたいな雰囲気ビンビンです。


これまで聴いてこなかった理由も少なからずそこにあるというか。

この排他的な雰囲気がちょっと苦手だったんですよね。

アイドルでもアニメでもなんでも、こういう熱狂的なファンがいるものほどなんだかそういう雰囲気が形成されやすいじゃないですか。そういうの嫌いなんですよね。

でもまあ名盤と言われているし聴いてみない手はない、ということで今回ついに重い腰を上げてこのバンドを聴くことにしたんです。


いやー、バカですねーこのバンド!

もちろんいい意味で、ですよ。歌詞がもうバカ丸出し。「Low IQ, High Energy」ってこういうことですよ。

歌詞がとにかくバカ。

"Other bands play, MANOWAR KILL!"という滑稽かっこいい(という新しい形容詞)フレーズが飛び出す#2"Kings Of Metal"や、「女どもよ!俺の奴隷になれ!」という歌詞が一部界隈で物議を醸した#7"Pleasure Slave"などなど、とてもまともな神経じゃ読んでられない歌詞ばっかり。

これを彼らは大まじめにやっているのだからサイコー。


そして肝心の曲の方はどうなのかというと。

まあ、まあまあ。って感じでした。

エリック・アダムス(Vo.)の絶叫ハイトーン・ボイスや、このアルバムが最後の参加作品となった結成メンバーのロス・ザ・ボス(Gt.)の奏でる勇壮なメロディや力強く漢らしいリフなどは間違いなくメタルファンの心をがっちりつかんで離さないし、これでアガらないメタルヘッズはいないと思います。

ただ、いかんせん古臭さはぬぐえないし、ずっと聴いてると飽きてくる。

なんだか映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」みたいだなと途中から思ってきました。

何の工夫もないんだけど、否応なしに体が反応してしまう感じ。漢なら。

もはや途中から「これはなんなんだよ(笑)」と思い始めてしまうのですが、それでも再生を止められないのです。漢なら。

そういうひねりのなさをぜ~んぶ腕力で解決しちゃえ!みたいなもう頭の悪~い思考がダダ漏れ。

でもその腕力が尋常じゃないくらいあるから、全部解決できちゃってるんですけどね。そういう意味では天才だと言うしかない。

あ、これ、全部褒めてますからね。


だから十分気に入ったし、最初聴いたときはブチ上がったのですが、なんででしょうか、こうして冷静に文章に書き起こす段になると途端にいろいろ批判を始めたくなってしまいます。

なんだろう、この一気に白けてしまった感じ。

やっぱりこれは理性で聴くのではなく本能で聴く音楽なのかもしれないです。酒飲んで大音量で首振りながらさ。

これからもアルバムを聴いていけたらなと思います。これで終わりじゃないはず。

聴き続けていけばもっとすごい境地にたどり着けるはず。


最後に何曲かこのアルバムのハイライト曲をご紹介。

#2"Kings Of Metal"


Manowarって「Metal」っていう単語が入った曲何曲あるんでしょうか。本人たちもわかってなさそう。笑

純粋なるメタル賛歌、Manowar賛歌。

ギターソロもコーラスも何もかもがサイコー。

いったん全部考えるのやめよっか。


#8”Hail And Kill”


でたー、名イントロ。メタルではあるあるのこういうイントロ。

わかってても上がってしまうイントロ。

そしてそこからのドラマチックな展開。

メタラーの、メタラーによる、メタラーのための入魂の一曲。


#10"Blood Of The Kings"


アルバムラストの7分半の長尺曲。

「勇壮」という二文字がとにかく似合うこのリフ。たまりません。

これから何かしらの「戦い」に挑む際はこれを聴いてから臨もうと思います。


というわけで、冷静になって考えれば考えるほど言いたいことはいろいろ出てくるのですが、やっぱり脳みそを空っぽにして聴いたときに感じることのできる素晴らしさがこのバンドのもつ価値だと思うので、皆さんも何か忘れたいことがある時はこのアルバムを聴きましょう!オススメです。


★★★★☆+α


Feedlyでの購読はこちら! 
follow us in feedly
スポンサーサイト

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する