Weezer / Weezer (White Album)

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10th、2016年、アメリカ
パワー・ポップ

癒される・・・

私事ですが、この記事を書いている日の前日、もうそれはそれは「人生最悪の夜」というものを経験しまして。
自分からのこのこそのパーティーに顔を出してしまったのが悪いのですが、もうそれは抜群につまらなくて。
つまらない人たちにイジられるのがいっちばん苦痛なんですよ。僕は。
それでひたすらお酒を飲んでその場をしのぐことにした結果、それはそれは泥のように酔ってしまい、さらにその場でTwitterを始めてしまったためクソみたいなツイートを垂れ流してしまい、後半の記憶はほとんどなく、気が付いたら朝。
そこが自分のベッドの上だったのは不幸中の幸いか。
目が覚めた後も、強烈な二日酔いに襲われ、昨日の出来事を思い出してはまた怒り、そしてSNS上で酔っ払った自分のものと思われる愚痴ツイートを見ては強烈な自己嫌悪を感じ。
人生最悪の夜は、明けても人生最悪の朝のままでした。

あ、あいつ俺に食い物代払ってねーじゃねーか。ああ、また腹立ってきた!

こんなどん底の精神状態で聴いたのがこの作品でした。
癒された~・・・。
普段はあまり「音楽の力」みたいなものを信じていないし、「音楽を聴くのは音楽を聴くためだ」という信念があるのでこういった「治療目的」で音楽を聴くことはありません。
でも今回はたまたま聞いたこの作品にものすごく癒されてしまって、何度も何度もリピートしています。

僕がこの音楽の何に癒されたのか、それを考えていこうと思います。
・・・「なんか面白いことやって!」じゃねーよアマが。死ね!ああ、また腹立ってきた!!

リヴァース・クオモ(Vo, Gt.)の歌声、そしてメロディに癒されました。
彼の力の抜けたいい感じの歌声が、「どんなにダメダメでもいいんだよ」と優しく微笑んでくれてる気がして癒されました。
あまり広がりのない閉塞感のある(でもそれでいてジメジメしすぎてるわけではない)サウンドプロダクションのおかげで、そんな彼がまさに自分だけに語りかけてくれているようなこれまた優しい雰囲気を醸し出していてグッド。
今回プロデューサーを務めたのはジェイク・シンクレアという人で、Fall Out BoyAmerican Beauty / American Psycho」(2015)やPanic! At The Discoの最新作「Death Of A Bachelor」(2016)も手掛けた「気鋭の若手プロデューサー」らしいです。
この絶妙な閉塞感がこのアルバムが聴いた瞬間「Weezerだなあ~」とわかるようなアイコニックなサウンドを作り上げています。ナイス。

・・・「さすが青森出身!」「それは青森だけだよ」「ちょっと方言強すぎてわかんないわ」「青森に帰れ」みたいなクソつまんねえいじりを延々とやってんじゃねえーよ。埋めるぞ。ああ、また腹立ってきた!!!

あと彼が歌うメロディ、これがまたいいんですよね~。
「え、このメロディってまだだれも使ってなかったの?」みたいなドがつく直球のメロディをバンバン繰り出してきます。
飾らないバンドサウンドと相まって、とにかく優しいんだよなあ。癒される。

何でもかんでも上から目線でいってくんなよ。どう考えてもお前の方が人間として下だから。お前には言われたくないね。ああ、また腹立ってきた!!!!

でもただただ優しいだけだったら僕が気に入ることはないのです。
この歌詞の、どうにもひねくれた愛情表現というか、大人になり切れない子供というか、「イケてる側」じゃなくて「イケてない側」というか、どこか毒気のある、穿った見方をしている世界観というか。
そういう精神性にものすごく共感しました。
詳しい和訳をここに挙げて解説することはしません。というか僕自身100%理解できているわけではないので。英語力皆無。

「原点回帰」だとか言われていますが、僕がこのバンドを聴くのは「Weezer (The Red Album)」(2008)、「Make Believe」(2005)に続いて3枚目なのでよくわかんないです。
ただ、このアルバムがこの2枚よりも断然にいいし、褒めるところしかない素晴らしい傑作であることはわかります。
いいです、いいです、非常にいいです!

ただ、昨日のあいつらは絶対に許さないからな。

★★★★★

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