Black Stone Cherry / Kentucky

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5th、2016年、アメリカ
ハード・ロック
AmazoniTunes(Apple Musicあり)
★★★☆☆

変わらぬ安心感

3rd「Between The Devil & The Deep Blue Sea」(2011)からリアルタイムで聴いているこのバンド。
その魅力はレトロながらもどこかモダンでヘヴィなロックンロールサウンドにあります。
もはや5枚目となるこのアルバムではそのサウンドにさらに磨きがかかっていて、もはや「安心感」すら抱かせるようなかなりいい出来に仕上がっております。

同じようなサウンドのバンドとしてはこのブログでもたくさん取り上げているHalestormがいますが、売れてる度合いでいったら大分水をあけられている状況。
何だよ。何が違うんだよ!と思ったら、方や超絶美人それでいてめちゃくちゃうまいフィメールボーカル、方やぽっちゃり系を通り越したおでぶちゃんあんちゃんボーカル(めちゃくちゃうまい)だった。
そこか。そこの違いなのか。
もちろん鳴らしているサウンドも若干違っていて、特にお互いの最新アルバムではその違いが顕著に出ています。
Black Stone Cherryのロックは、もっと男臭くって、泥臭くって、ちょっと男やもめっぽい悲しさがある、そんなロックです。

そんな彼らは前作「Magic Mountain」(2014)リリース後にRoadrunnerレーベルから脱退、Mascotというレーベルに移籍したようです。
しかもこの作品は彼らの地元であるケンタッキーでレコーディングされ、タイトルもそのまんま。
「原点回帰」というか、「心機一転」というか、「産地直送」というか。
そんな雰囲気の作品に仕上がっています。

#1"The Way Of The Future"の重たくてスローなリフが鳴り響けば、「あ、彼らの作品だ」と秒でわかる彼らのサウンド。
今作はなぜだか歌メロよりも楽器陣の演奏に耳がいく曲が多かったように思います。
グルーヴ感がより強調された曲調になったのか、はたまた歌メロがちょっと弱まったのか。僕はどっちもだと思いました。
だから結局全体としての出来はプラマイゼロなんですが、それゆえ彼らの最高傑作と胸を張って言える出来でもないという。

演奏の中でもひときわ耳を引くのがドラムのJohn Fred Youngのプレイ。
重たいグルーヴを作り出すのにたけているのはもちろん、手数足数でテクニカルなフィルインを聴かせてくれたりもする、とても才能にあふれたドラマーです。
しかもMVとか見る限り叩き方も相当パワフルでかっこいい。個人的に目指すところではあります。

あとパワーバラードも彼らの得意分野ですが、今回も#5"Long Ride"という良曲が収録されています。よきかな~。

あと#4"Soul Machine"#6"War"ではホーンセクション、#9"Rescue Me"では重厚なコーラスを取り入れるなど一応新しいことはしていますが、全体としてググッと成長しているわけではございません。厳しい言い方になりますが。

それでもやっぱりこのサウンドはたまりませんね。大音量でウィスキーをあおりながら聴きたいものです。
これから別に大傑作を作ってくれとはいわないので、末永く活動していってほしいです。
ライブも見てみたい。

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