ジャック・ケッチャム 『隣の家の少女』

thegirlnextdoor.jpg
扶桑社、434ページ
Amazon(Kindle版あり)
★★★★☆

マジで人間が一番怖い。

久々に読んだ海外文学。翻訳も読みやすくてよかったです。

<内容紹介>
1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーに引き取られて来たのだった。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルースが姉妹を折檻している場面に出会いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を―。キングが絶賛する伝説の名作。

でも内容は凄惨で残酷で最悪で最低。
しかも怖いのがそんな最悪な登場人物たちや主人公に徐々に「感情移入」していくように仕向けられていること。
純粋無垢な少年の視点から語られることによって「あれ・・・?でも自分もこの立場だったら・・・?」と「ついつい」思ってしまうという作品。
人間の持つ最悪な部分を描き出し、さらには読者からもそれを引き出そうとするという読後感最悪の小説でした。
最後に一応「救い」のような展開もあるのですが、それが「救い」として描かれていないのもえぐすぎる。

スティーヴン・キングの解説も読みごたえありです。


音楽・映画・本の感想をほぼ毎日更新中。Feedlyでの購読をお忘れなく! 
follow us in feedly 
↑クリック↑
スポンサーサイト

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する