Between The Buried And Me / Alaska

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3rd、2005年、アメリカ
プログレッシヴ・メタル / デス・メタル
AmazoniTunes(Apple Musicあり)
★★★★☆

見えてきた方向性

今年初めて聴き始めて、この間2nd「The Silent Circus」(2003年)をレビューしたこのバンド。
やっと次のアルバムを聴くに至ったのでまたまた感想書いていきます。

「The Silent Circus」はひたすら展開が目まぐるしく変わるデス・メタル、といった感じでそれほどメロディアスなパートはなかった印象でした。
メリハリがすごいバンド、というイメージで聴き始めたのでそれとのギャップに最初戸惑ってしまって、正直そこまでハマることはできませんでした。

しかし!この3枚目の作品ではそういったギャップがより色濃く出ているように感じられました。
ギターもボーカルもクリーンパートが増え、胸が締め付けられるようないいメロディを繰り出している場面も多かったです。
僕が知っているこのバンドのサウンドに近づいてきました。
「The Silent Circus」よりはこのアルバムの方が断然好きですね。

ヘヴィなところはよりヘヴィに、そしてメロディアスなところはよりメロディアスに、そしてファストなところはよりファストに。
サウンドのエッジが立ってきたというか。「耳への食いつき」がグンと伸びた感じがします。

この音楽性のシフトにはメンバーチェンジが影響しているのかもしれません。
前作発表後からギターの片割れ、ベース、ドラムの3人が交代しています。バンド5人のうち半数以上が代わったわけですからバンドのサウンドに何の影響もないわけがありません。
でもそれが結果的にクオリティの向上につながったわけですから万々歳です。これ以降一切メンバーチェンジもありませんし。

#1"All Bodies"からして前作とは様子が違います。

メロディアスさこそあまりないものの、前作とのレベルの違いが浮き彫りになってます。すべてが一段上。
展開の目まぐるしさはそのままにやっぱり耳に残るフレーズだったりリフが炸裂してます。

前作からの正常進化形でいうと#2"Alaska"もそうかもしれません。

唯一のMV曲。

そのあと激烈ファストチューン小品#3"Croakies And Boatshoes"を経て、今作のハイライトともいえる#4"Selkies: The Endless Obsession"に突入。

今回の作品には7分越えの曲がほかにも2曲(#6"Roboturner"、#7"Backwards Marathon")あるのですが、これが一番かっこいい。
他2曲も似たような方向性でそれぞれのカッコよさがあるのですが、やっぱこれが一番切れ味がいいです。
中間~後半のメロディアスパートは涙なしには聴けませんよ。ハンカチティッシュの用意を。慟哭!!!
名曲です。黙って聴け!!この1曲だけで価値のあるアルバムです。

インタールード的なインスト曲ですが、#8"Medicine Wheel"もとにかくメロディアスでかっこいい。
そして最後の#12"Laser Speed"ではいきなりボサノヴァ(ボサノヴァっぽいメタル、とかでもなくてマジモンのボサノヴァ)とかやりだすから予測不可能。懐の深さよ。

このバンド、ここからどんどん良くなっていくっぽいので、期待で胸がいっぱいです!!


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