AKLO / Outside The Frame

outsidetheframe.jpg
3rd、2016年、日本
ヒップ・ホップ
AmazoniTunes(Apple Musicあり)
★★★★☆+α

確固たる信念

このAKLOと同世代で同じくらいの評価を受けているラッパーとしてすぐ思いつくのが、SALUですよね。
「新世代ラッパー」というくくりで現代の日本語ラップを語るうえでは欠かすことのできない二人です。

そんな二人が揃ってトイズファクトリーから似たようなタイミングでニューアルバムをリリースということで。
どこまで仲がいいんだこの二人。

でも仲がいいとはいえ、その作品の色は全く異なります。

SALUのニューアルバム「Good Morning」は多彩なプロデューサー陣を迎えたバラエティ豊かな作品でした。
それに対してこのAKLOのアルバムは、AKLOにしか作れない彼独特の世界観でビシッと統一された非常に彼らしい作品になっています。

トラックをプロデュースしているのはBACHLOGICとJIGG。この二人だけです。
「日本語ラップの到達点」と言われることも多い彼ですが、その過剰ともいえるほどの「最先端感」というのは彼らが作るトラックによるところもかなり大きいと思います。

非常にミニマルなループフレーズにこれまたシンプルなビート。
悪く言えば「ワンパターン」なトラック群ですが、それでも飽きずに全曲聴けるというのはやっぱりAKLOのラップスキルの高さがあるから。
ラップのトピックも「ワンパターン」にセルフボーストばっかりですが、そこはトピック選びのうまさとか日英織り交ぜた男前なリリックでついつい聞いちゃうんです。すごい。

#8"McLaren"

シンプルなビートにイカしたラップという彼の魅力がつまったのがこの曲。
ずっと同じループですからね。これでここまで聴かせることができるラッパーっていま日本にあんまりいないんじゃないですかね。恐ろしい。
まだ興味がねぇんだよパスとかアシスト 俺こそが王冠ジャストにフィット
くぅ~~~!!!!!かっこよすぎだろ!この自信満々感。人類みんな見習え。笑

#11"We Go On (feat. SALU)"

めちゃくちゃKendrick Lamarからの影響を感じてしまう一曲。モノクロのMVもしかり。
フロウを自由自在に操っている感じがかなりKendrickっぽいですね。日本語を楽器として扱ってます。
ハイテンションなSALUのバースもよい。
たまには猿も落ちるよ木から」というAKLOの締めからの「もう一度上る楽しみを与えてくれてありがとう ダサい自分 Bye Bye」というSALUのバースの締めの流れが完璧。サイコー。

他にも身に染みるリリックが多いです。
タイトル曲の#4"Outside The Frame"の中の「一生敵でもいい そのまま放置 ない興味 関係改善する権利 そんなのは放棄 I'm sorry」っていうリリックは最近の僕自身の心境ともすごくマッチしていてめちゃくちゃシンパシー感じました。
うるさいヘイターは黙らせましょう。そして彼らの言うことには耳を貸さなくてもいい。無視無視。あああうぜえ!
本当に彼の自信たっぷりなアティテュードに感化されてしまう一枚です。
僕もされましたし。俺サイコー!最強ー!ってなります。

梅雨時にうじうじ悩んでる暇があったらこれ聴いて吹っ飛ばしてこいや。


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