名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)

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2016年
監督: 静野孔文
出演: 高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平、古谷徹、池田秀一、天海祐希
劇場公開中
★★★☆☆

「ミステリーじゃない」はホントだった

なぜか見ることになった。

<あらすじ>
ある夜、日本の警察に侵入したスパイが世界中の組織の機密データを持ち出そうとするも失敗。公安警察の安室透とFBIの赤井秀一の追跡によって、スパイの車は道路のはるか下へ転落する。次の日、東都水族館に遊びにきていたコナンたちは、ケガをした美しい女性を見付ける。彼女は左右の瞳の色が異なるオッドアイで、記憶を失っていた。そんな彼女とコナンたちの一部始終を、黒ずくめの組織のベルモットが見つめていた。


「あなた次第です(笑)」ってヘラヘラしてんじゃねーぞ!!!!

クリーピー 偽りの隣人」か「日本で一番悪い奴ら」を見ようと思ったのに、気が付いたらコナンのチケットを買っていたんだ!
なぜか。ポップコーンも買っていたんだ。

友達に強引に誘われて、「Filmarksで評価3以上だったら見る!」と言って、調べたらなんと3.9(2016年7月5日現在)じゃねーか。っつーことでチョー今更見てきました劇場版コナンの最新作。

でもFilmarksの高評価とは裏腹にヒナタカさんのブログでは4/10という低評価ということで、見る前から「どっちだ~?」と混乱しっぱなしでした。
ホントはあんまり見る前に情報刷り込みたくないんだけどね。

・・・結果。
それなりには楽しめました!!
以下、公開されてもはや3か月ほどたっているのでさすがにネタバレで感想を書いていこうと思います。

まず、一番最初の「俺の名前は工藤新一、高校生探偵だ!」から始まる「これまでのあらすじ」的なやつ、アレにほんと助けられました。
コナンの劇場版で見たことがあるのがあの名作「名探偵コナン ベーカー街の亡霊」(2002年)だけ、TVアニメも漫画も全然追っていないというど素人には冒頭で出てくる赤井と安室の存在が「???」すぎてついていけてませんでしたから。
そこでちゃんと名前と立ち位置を教えてくれた上に、FBIとかCIAまで絡み始めてるんだな、っていう情報も得られて。全然知りませんでしたから。
あれがなかったら途中で「もういいや」ってなってたかもしれません。

でも、それでもやっぱりずっと見続けているファン向け、というのは否めないような場面も多くて。
小五郎の事務所の下の喫茶店ポアロで働いているのが安室さん、とかあの死んだ爆弾処理班の件とかはやっぱりファンだからこそすぐに飲み込むことができるんじゃないかと。僕は見ながら「へぇ~」ってしかなってなかったですけど。

だから昔からのキャラの活躍が少なかったのは少し残念かもしれません。
少年探偵団の子供たちはちゃんと出てきますが、今回は小五郎と蘭のモブっぷりが半端なかったですね。申し訳程度に出てくるだけでいなくてもよかった。
目暮警部率いる警察も「Vs.公安」という役割でしか出てこず、実質的な活躍は一切なし。
てかなんで毎回邦画では公安っていうのが悪役チックに描かれちゃうんですかね。かわいそう。

そして今回のメインキャラクターでもあるキュラソー。
彼女が少年探偵団の子供たちとの交流を通じて人間心を取り戻していく、という展開はすごく良かったですね。
歩美ちゃんに「あ、また笑った!」って言われるシーンなんかはものすごくかわいい。サイコー。
最期の特攻シーンでは思わずウルっとしてしまいましたよ。かなり魅力的なキャラクターでした。
ここは手放しでほめてもいい部分。

そしてあちらこちらでいわれている通り、高度な「ミステリー」「謎解き」を期待してみると裏切られます。
ほぼほぼアクションムービーでした。推理らしい推理は特にはなし。笑
全ては大掛かりなアクションのための前振りです!!と言ってしまっていいくらいのもの。
だからこそ、終盤のアクションシーンは結構上がりましたね。「結構」ってとこがキモですが。
特にコナン君と赤井と安室の3人の連携っぷりには上がらずにはいられないでしょう。
アメリカのバカ映画みたいな規模間のディザスター、カタストロフィが起こっていましたが画もしょぼくないし劇場で見ると結構な迫力でした。

でもやっぱり納得いかないのが観覧車の上での赤井と安室の一騎打ち。
あそこで一気に「ああもうどうにでもなれ~」と心が離れていくのがわかりました。
この二人にどれだけの因縁があるのかは知りませんが、あれだけの緊急事態が差し迫っているのにいまお前らの私的でちっぽけないがみ合いで殴り合ってる場合か?バカか?とずっと突っ込んでいました。
あの調子じゃコナンくんが来なかったらずっとやってたな。そして全員死んでた。もう一度言う。バカか。

そしてエンドロール。
なぜか劇中に出てきた観覧車によく似た観覧車(背景的におそらくシンガポールではないかと)の映像と、冒頭のカーチェイスシーンで使われていた車が首都高を走る映像の実写版が延々と流れる。
「これまで見てきた世界はフィクションのように見えるけど、それは実は現実世界でも十分起こりうる事態なんだよ」と一気にフィクション/現実の境界線がファジーになっていく・・・・・・わけあるかー!!
正直萎えますよ。あれほどド派手な画が続いた後、一気に現実に引き戻された感じがして。いったいどんな意図があって・・・笑

と、ここまで不満の方が少し多めになってはいますが、正直見る前にハードルが下がっていたのでそこまで嫌いにはなりませんでしたよ。特別優れているというわけでもないですが。
でも近年のコナン映画の中では当たり作の部類に入るそうなので(友人談)、公開が終わってしまう前に行ってみるのもいいかもしれませんよ?


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