ミッドナイト・イン・パリ

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2011年(日本公開は2012年)
監督: ウディ・アレン
出演: オーウェン・ウィルソン、キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、マリオン・コティヤール、レイチェル・マクアダムスほか
★★★☆☆+α

ノスタルジーの先に待っているもの

それは意外とあっけない事実だったりするんです。

<あらすじ>
ハリウッドの脚本家ギルは、婚約者とその両親と共に憧れのパリに滞在中。そんな彼がある夜、0時を告げる鐘の音に導かれて迷い込んだ先は、芸術花開く1920年代だった!これか夢か幻かと驚くギルの前に、次から次へと偉人を名乗る面々と、妖艶な美女アドリアナが現れて・・・。



長らく見ることがかなっていなかったiTunesの「今週の映画」のコーナーの映画。4週前に取り上げられていた作品です。

多作・乱発で知られるウディ・アレン監督の作品です。このブログでは以前ケイト・ブランシェット主演の傑作「ブルージャスミン」(2013年)を取り上げました。
主演はオーウェン・ウィルソン。どっかで見たことあると思ったら「シャンハイ・ナイト」とか「ナイト・ミュージアム」に出てた人なんですね。

ざっくりいうと「タイムスリップもの」です。
同じく時空を行き来する傑作映画「アバウトタイム~愛おしい時間について~」に出演していたレイチェル・マクアダムスがこっちでもヒロインを演じているのが面白いですね。こっちではすげーヤな女ですが。笑

主人公がタイムスリップするのは1920年代のパリ。芸術の中心がパリだったころ、その全盛期です。
ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、ピカソ、ダリ、コール・ポーター、T・Sエリオットなどなど、その時期に活躍した芸術家たちが多く出てきます。
この人物たちやその作品のことを知らないとわからないようなウィットをきかせた場面が多いので、全くそういった知識がないままに見ると「なんのこっちゃ」となってしまうかもしれません。
でも名前さえ知ってれば「すごい人なんだ」ということはわかるし、見終わった後にはちょっと賢くなる(気がする)のでヨシとしましょう。
この辺のことはYouTubeに映画評論家の町山先生の動画が上がってるので見てみてください。

お勉強になります。

この映画のいいところはただいきなりタイムスリップして、そこでドタバタを繰り広げるというありきたりなプロットじゃなくて、タイムスリップという行為自体にちゃんと意味があるという点。
だから主人公は普通だったらありえないくらいに状況の飲み込み・受け入れが早いし、過去に干渉する?しない?みたいな点も焦点からは外れていたりします。
ちゃんと「現在」「過去」の両方でしっかりお話が進み、そして交差し、主人公が成長していくという物語になっています。
そして出てくる女性がみな美しい。いぇいいぇい。

とにかく出てくる芸術家たちがビッグネームでテンション上がりますね。僕みたいなトーシローでも。
こういうの全部わかってみるとすごい面白いんだろうな~。

でも不満な点も。
若干ネタバレチックになってしまいますが、終盤にこの映画の「言いたいこと」が明らかになるのですが、その内容を主人公がセリフにしてベラベラしゃべっちゃうのには少々萎えてしまいました。別に言わなくても通じたことなのに。
まあ不満点はこれくらいですが。
あとなんだか全体的に薄い(薄っぺらいとまではいわない)感じがしたのはなんででしょうか。見る側のモチベの問題かしら。

パリってすごくいいとこなんだなっていうのは伝わってきました。まあまあおすすめです!


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