宇多田ヒカル / Fantôme

fantome.png
6th、2016年、日本
ポップ
★★★★★

ついに戻ってきた巨大な才能

宇多田ヒカル、全部聴こうっと。

<まずこの一曲!>
#3"花束を君に"

どんな言葉並べても / 真実にはならないから / 今日は贈ろう 涙色の花束を君に

これを書いている今日、宇野維正『1998年の宇多田ヒカル』を読み終わりました。
いわゆる「メインストリーム」と呼ばれるJ-POPに全く触れてこなかった僕にとっては目から鱗の事実ばっかりでしたし、これほどの才能の持ち主の音楽を今まで全く聞いたことがないということが少し恥ずかしくなりました。

それでも、この時代に音楽を聴いていることはまだラッキーなことで、このようにして彼女の堂々たる復活作にリアルタイムで触れることができました。
おそらく僕と同じようにこの作品で宇多田ヒカルというアーティストに初めて触れる人も多いはずですし、僕と同じようにこれから彼女の作品をちゃんと聞いてみようと思う人間も多いはずです。
それくらいのクオリティと魅力を持った作品であり、2016年の邦楽における最重要作の一つであることは疑いようがありません。

僕自身アルバイトでCDに触れる機会が多いのですが、この作品をレジに持ってくる人がいない日は1日たりともありませんでした(何のバイトなのかは伏せておきます)。
これほど全国民的に聴かれるアーティストっていうのはもはや絶滅危惧種で、音楽のにっちかが進んでいる今日では本当に貴重な存在です。ニッポニアニッポンですわ。

「人間活動」と題して活動を休止し、結婚・出産を経て、母親・藤圭子の逝去を経て・・・というこのアルバム制作の背景、そして椎名林檎・小袋成彬・KOHHという彼女の作品史上初めてのゲスト参加陣など、語るべき側面は数多くあるし、事実それぞれについて語っている人も多いです。


でも、このアルバムで初めて彼女の音楽に触れる僕にとってはそんなことは「関係ない」。
それでも彼女には僕みたいな人間でもCDを買ってしまうような力があるし、アルバムを繰り返し聴かせるほどの力がある。
それだけで十分なんじゃないでしょうか。

僕は胸を張れるほど音楽をたくさん聞いているわけではないけれど(特に日本のポップミュージックについては)、このアルバムはどこか別格な感じがしました。
「宇多田ヒカルの最新作」という先入観のような物がないわけではないとは思うけれど、周りの人間もそう言っているし、まあそういうものか、とさえ思わせるくらいの圧倒的な存在感。それこそが宇多田ヒカルのすごいところ。

・・・とここまで書いて、結局「宇多田ヒカルはすごいからすごい」みたいな内容のない記事になってしまいました。最近いいレビューが書けないなあ。
その彼女のすごさに関しては『1998年の宇多田ヒカル』を読んでほしいし、そっちのレビューでも僕の思ったことについて書ければいいなと思ってます。

アルバムとして、バラ―ドからアップテンポな曲まで文句なしのバリエーションの豊かさだし、曲も粒ぞろい。
うん、傑作と言ってしまってもいいんじゃないでしょうか。知らんけど。

今年の邦楽ベスト候補!!以上!!


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