Dizzy Mizz Lizzy / Forward In Reverse

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3rd、2016年、デンマーク
ハード・ロック / グランジ
★★★★☆+α

ヘンテコなんだけどわかりやすいカッコよさ

今年のハード・ロックの新譜の中ではずば抜けて一番かもしれない。

<まずこの一曲!>
#6"Love At Second Sight"

このバンドの魅力がよく伝わる一曲じゃないでしょうか。
ヘヴィでまとわりつくようなリフ、変拍子、そして爽やかなボーカル、サイコーの歌メロ。

デンマークと聞いて思い浮かべるものは何でしょうか。
正直僕は今こうして書いてみて何も思い浮かべることができませんでした。まず国の位置からして怪しい。
でもある程度HM/HRが好きな人間ならこのバンドの名前を挙げることができると思います。名曲"Glory"とともに。

デビューアルバム「Dizzy Mizz Lizzy」のリリースは1994年。
グランジ全盛期の時代にデビューした彼らですが、ハード・ロックファンに大ウケ。
オルタナティヴ・ロックの流れを汲みつつも、HR/HMの影響を感じさせる音楽性や、哀愁を感じさせる美しいメロディ、変拍子や転調を多用した曲調などが特徴。」と日本版Wikipediaには書いてあります。
典型的なビッグ・イン・ジャパンバンドだった彼らですが、わずか2枚のアルバムを残してすぐさま解散。その後2度の再結成を経て実に20年ぶりとなる3枚目のオリジナルアルバムがこの作品となるわけです。
"Glory"は聴いたことあったし、バンドの存在自体は知らないわけではなかったのですが、アルバム1枚丸々聞くのは今回が初めて。

実に好みにドンピシャでした。

こういう、ハード・ロックなんだけどもグランジの流れを汲んでいるサウンドって実は僕の大好物で、これまでに紹介したバンドでもAdelitas WayBeta WolfThe Blankoなどニッチなところが好きでよく聞いていましたが、そういう系譜をさかのぼっていけば実はこのバンドがいたんじゃないかと思います。

バンドの演奏は実にパワフル。変拍子も多用したリフにガンガン心を持っていかれますが、歌声が実に爽やかで歌メロがいい。
Led ZeppelinThe Beatlesを思わせるようなロックミュージックとしての普遍性も持ち合わせながら非常にニッチなところを突いてくる感じ。ほかのバンドにはなかなか出せない味です。

ハードな曲ももちろんかっこいんだけど、#5"Something So Familiar"っていうパワー・バラード曲がとにかくめちゃくちゃいい。

別にHM/HRファンじゃなくても理解できる素直なカッコよさを持ち合わせたバンドです。
それこそMuseとかが好きな人が聴いても楽しめると思います。同じスリーピースですし。
スリーピースとは思えない音圧のすごさという意味では共通点ありますし。

いやーライブが見てみたいです。と思ったら今年日本来てたのね。もっと早く聴いとけば良かった。


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