長谷川町蔵・大和田俊之『文化系のためのヒップホップ入門』

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アルテスパブリッシング、280ページ

<内容紹介>
ヒップホップは音楽ではなく、ゲームです!気鋭のライターとアメリカ文学者がその誕生から現在までを対談形式でお届けする目からウロコのヒップホップ講座。これであなたも立派なBボーイ!?◎100枚のCDガイド付。

僕がヒップホップにのめりこんで2年とちょっとが経過した。でも全然その歴史的な側面を理解はしてこなかったというのも事実。
これまで聞いてきたロックやHM/HRは歴史をある程度無視しても十分楽しめる音楽であるのに対し、ヒップホップというのはなぜかこれまでの歴史の蓄積を踏まえて聴いたほうが絶対に楽しいということにも気がついていたのだけれど、その勉強をこれまで怠ってきてて。
日本のヒップ・ホップの歴史というのは(短いし)なんとなく把握しているというところまではたどり着いたのだけれど、アメリカのヒップ・ホップの歴史というのは日本のそれと比べてまず長いし、一人でひも解くにはあまりにも複雑。そんなときにこの本を存在を知って、一度は手に取ったもののちょっと放置していて。このたび終わりの4/5位を一気読みした次第でございます。

この本のすごいところはヒップ・ホップの歴史をひも解いて、「ヒップ・ホップっていうのは結局何なのか」という本質を捉えるというところに焦点が定まっている点。
なにせ共著のうち一人は大学教授ですから、それはそれはアカデミックで体系的だし、でもそれでいて何よりわかりやすい。
よくMCバトルで言われている「○○はヒップホップじゃねえ」みたいな手合いがありますが、この本を読めばそんな水掛け論は全部解決するんじゃないかないすかね。

「ヒップ・ホップは音楽ではなく、一定のルールのもとにプレイヤーが競い合うコンペティションだ」という一見トンデモな理論から出発して、見事にそれを利用してヒップ・ホップという大きな文化をするするっとひも解いて見せる。見事と言わずになんと。

サイコーの読書初めになりました。


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