ONE OK ROCK / Ambitions

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8th、2017年、日本
ポスト・ハードコア / エモ



<アルバム紹介>
いまや「世界的ロックバンド」という肩書が板についてきた、国内では大人気、国外ではそこそこの認知度を誇るロックバンド、通算8枚目のアルバム。アリーナ向けに進化したサウンドはさらにその路線を進み、もはや小さいライブハウスでのコンサートが想像できない音になっている。海外ではあのFueled By Ramenと契約後としては初めてのリリースとなる。海外版も同時リリース。このレビューは国内版を聴いた感想でございます。


もう止まりませんね。彼らの勢いは。
日本はもう獲ったも同然だし、あのFueled By Ramenと契約、そして満を持してのこのアルバム。
はっきり行って日本のファンのことは一切考えられていないような曲調やアレンジ、サウンドに「覚悟」がはっきりと聴きとれる。
この間のインスタグラムでの「日本人のファンの皆さんへ」というコメントが物議をかもしていたが、この際日本のバカのことは考えなくてもいいんじゃないですかね、Takaさん。

日本のヒップ・ホップ界にKOHHがいるように、アイドル界にPerfumeがいるように、日本のロック界にはONE OK ROCKがいる。
その中でも圧倒的にアンチが多いのが解せませんが。一番ファンが「信者っぽい」のが原因なのかね。元・ジャニーズという肩書かね。二世という肩書かね。何が気に食わないのだろう、これほどに成功をおさめ、いい音楽を作っているのに。

感情エフェクト」「Nicheシンドローム」のころのONE OK ROCKは死んだ。死んだのだ。
YouTubeのコメント欄がどれだけ「ワンオクは変わってしまった」「でもそれが彼らの進化なんだよ!OORerの私たちが受け止めてあげなきゃいけないんだよ!」という不毛な書き込みであふれようと、これは圧倒的事実。「残響リファレンス」のころから変わる気配はあったけど、こうなってしまっては隠しようがない。これは、完全に海外を意識したサウンドです。

その結果、いなたい日本語の歌詞は鳴りを潜め、テクニカルだったtomoyaのドラムも影を潜め、Takaのボーカルを前面に出した歌モノエモ・ロックサウンドに大変身。

でも、でもね。
これほどの世界基準のサウンドを作り上げた彼らだけど、残念ながら時代が彼らを追い越してしまって久しいという残酷すぎる事実がある。
まだロックバンドが生き生きしていたころのアメリカなら、海外なら、まだブレイクスルーがあったかも知れない。
Nickelbackがネタバンドになり、やたらとヒップホップやEDMが取りざたされるこの2010年代後半、このサウンドで世界を「席巻」というのはかなりハードルの高いこと。
唯一希望的なのはロック界で「一人勝ち」しているTwenty One Pilotsと同じレーベルに所属していることかな。

とにかく、かなり優れたロックアルバムであることは確かです。聴かないと損だよ。


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