Suchmos / THE KIDS

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2nd、2017年、日本
アシッド・ジャズ / ポップ・ロック / AOR / シティ・ポップ



<アルバム紹介>
完全にブレイクしているSuchmosの2枚目となるフルアルバム。洗練されていて、大人びていて、ひたすらかっこよくて、それでいておしゃれ。今日における流行るものの条件をことごとく満たしているんだから売れないわけがないよね。こういう「おしゃれハイセンス音楽」ってヒップホップ界隈ではどんどん出てきていたけど、ロック畑からついに会心の一撃が放たれた。


平たく言えばロック版KANDYTOWNです。
と思ったら"GIRLS"という曲で早速KANDYTOWNの呂布とコラボしてるじゃないですか。やっぱり。

人間だれしもが「大人っぽいもの」にあこがれる時期があると思うのよ。
古着、レコード、ブラックコーヒー。
そういう日本人のニーズをこれまで満たしていたのはこれまで洋楽でした。なぜなら邦楽でメインストリームではやっているものはなぜかどれも「子供っぽい」というイメージがあるから。というか実際そう。
いつまでも90年代のポップパンクや00年代のエモをこねくり回しているような邦ロックバンドはいつまでたっても「若者の音楽」であり「キッズの感情」とともにある。これは紛れもない事実。

だから、それじゃ満足できないような「オシャレ」な人々は洋楽に食いついてきた。そこには洗練された音楽が常にあったからだ。
そういう人たちの欲求はこれまで一心にMaroon 5が担ってきたんだ。

でも、SNSが普及して、そこで各々が自分の好みを主張できるようになると、こういう、これまで(なぜか)メインストリーム虐げられてきたようなサウンドのものが流行るようになる。ネットには、「世間の一般からは違う」と思っている人たちが山ほどいるからだ。
だから、この時代というのはこのようなアーティストがブレイクを果たしやすい土壌を作り上げているのは確かだ。

でも、このバンドがただ時の運によってだけブレイクを果たしたと考えるのは安直だ。
こういう音を鳴らすバンドならこれまでもたくさんいたし、今もたくさんいる。
それはひとえにこのグループのセンスや演奏技術のたかさ故であり、誰にもこのバンドを揶揄する資格はない。彼らが鳴らしているのは限りなく「本物」の音だと思う。

だからこそ、こういう音楽がテレビやメディアでバンバン取り上げられているのはすごく喜ばしいこと。
もはやブランド化、免罪符化しているような気もしないではないけどね。「これ聴いてれば、これ褒めてればいい」みたいなね。
でも絶対に一過性のブームで終わらせるのはもったいないバンドだと思います。単純にめっちゃいい。


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