クロニクル

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原題:Chronicle
2012年
監督
ジョシュ・トランク(「ファンタスティック・フォー」)
出演
デイン・デハーン(「メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー」「ディーン、君がいた瞬間」)
アレックス・ラッセル(「キャリー」)
マイケル・B・ジョーダン(「クリード チャンプを継ぐ男」「フルートベール駅で」)
ほか

Yahoo!映画:3.6/5
Filmarks:3.6/5
AllMovie:4/5
Rotten Tomatoes: 3.7/5

<映画について>
ごく普通の生活を送っていた高校生たちが、突如として超能力者として覚醒したことから思わぬ事態に身を投じていくSF作。メガホンを取るのは、テレビドラマ「キル・ポイント」シリーズの新鋭ジョシュ・トランク。キャストには、『欲望のバージニア』のデイン・デハーン、『キャリー』のアレックス・ラッセルなどの若手注目株が顔をそろえている。自動車を次々と跳ねのける超能力の描写に加え、ティーンエイジャーの日常や心情をリアルにすくい取ったドラマ部分も魅力。
  超能力を手にした、高校生のアンドリュー、マット、スティーヴは、自分たちの姿をビデオで記録することに。超能力を使い、他人がかんでいるガムを口から取り出したり、女子のスカートをめくったり、空中でアメフトをしたりと、退屈だった毎日を刺激的なものに変える三人。そんなある日、クラクションを鳴らして後方からあおってきた車を、アンドリューが超能力でスリップさせる。それを機に、彼は超能力を乱用するようになり……。

iTunesの「今週の映画」、100円でレンタルできるからすごくいいんですけど、レンタルしたのはいいけどそのまま1か月放置しちゃって見れなかったみたいなのが続いてたんですけど、これからはやめようと思って。あと48時間というところで滑り込みで見れました。

あまり期待しないで見たというのもあって、すごく面白かったです!

まず面白かったのは、ファウンド・フッテージという手法。
これは全編にわたって「登場人物たちが記録した映像」という形式で撮られている映画なのですが、それにちゃんと必然性があるというのがいいですね。
思春期の陰キャラ(主人公のアンドリュー)ならやりかねないことじゃないですか。ある日いきなり生活を全部記録しだすという。
そんな彼が超能力を手に入れて、最初は手持ちだったカメラが、途中から宙に浮かせることができるようになってからはカメラワークにもこりだすようになるので映画的にも飽きない仕様になっているし、そこに彼のエゴが見え隠れするのも面白い。
この手法によって物語のテンポもぐっと上がっていて、ランニングタイムは何と84分。
最後の方のパニックシーンも一般市民の携帯カメラや監視カメラの映像を使っていて、いい感じに人間味のない「客観視点」になっていて、より事の重大性が分かるというか。
この手法を非常にうまく使い込ましているように感じました。

そして驚くべきことはこんな短い時間なのにキャラクターの掘り下げまできちんとやってるところ。
特に主人公の後半の豹変っぷりはすごい。それもちゃんと不自然じゃないようなドラマもあったり、良く寝られて脚本がすごいです。脚本はマックス・ランディス、あのジョン・ランディスの息子です。

最初、カメラを持っていることを「外界とのバリアを作ろうとしているみたいだ」と言われ、「そうかも」と言っていたアンドリュー。
そんなアンドリューは、後半になるにしたがってカメラを持たないようになるんですよね。マットが「いつの間にか俺が撮影係だよ」と言っていたように。
彼がカメラと引き換えに手に入れたバリア、それは圧倒的な能力。それは「頂点捕食者のものだ」と勘違いした彼は悲劇へとまっしぐら・・・

全然しょうもないSFだと思っていたら、ちゃんとずっしりとした重いテーマがあって、いい意味で期待を裏切られました。おすすめ!!
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