火垂るの墓

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1988年
監督・脚本
高畑勲(「かぐや姫の物語」「おもひでぽろぽろ」)



<映画について>
自らの体験をもとに書いた、野坂昭如の同名小説をアニメ映画化。戦争によって両親を失った幼い兄妹がたどる過酷な運命を描く。高畑勲監督のリアルかつ繊細な演出により、兄妹の孤独な心情を見事に活写。ふたりの運命を予見するような、闇夜を照らす蛍の姿が痛烈に迫る。また、昭和20年代の日本の生活を克明に描写した美術・演出も秀逸。昭和20年の神戸。急な空襲で母が入院した、14歳の清太と4歳の節子兄妹は、叔母のもとを頼りに訪れる。だがふたりの母が亡くなったのを機に叔母は彼らを邪険にしはじめ、清太は節子を連れて誰もいない防空壕へ。ふたりだけの自炊生活をはじめるが・・・。
Yahoo!映画:4.33/5
Filmarks:3.6/5
みんなのシネマレビュー:6.63/10
IMDb:8.5/10
RottenTomatoes:9.1/10
これだけ評価にばらつきがあるのも面白い。

<レビュー>
あんだけ「泣ける」「泣ける」って言われてみたらそら泣けませんわ。
自分は不思議と戦争物で泣いたことがないんですよね。「この世界の片隅に」も圧倒はされたけど涙は出なかったし。フツーにひいちゃう。戦争嫌いだから。嫌だなーってなる。
逆に感動してる人は何に感動するんだ。戦争に感動なんかするな。
なーんてひがみめいたことも口にしたくもなりますよね。

いやー悲惨な映画です。ずっと悲惨。88分という上映時間がぴったりです。これ以上長かったら気が狂います。

節子の前半と後半での変わりっぷりの表現がすごいですね。前半あんなにかわいかった子がねえ・・・
だから一番最後のショット(ここで現代の神戸市街が映るのがたまらなく悲しくて美しい)で元に戻った二人を見るととてもうれしい気持ちとやるせない気持ちとがないまぜになりますね。このラストショットはすばらしい。

でもこれも「となりのトトロ」と同じで、やっぱり子供のころに見ておけばよかったなあ・・・と後悔するのでありました。
今見るとただの悲惨さの押し売りに見えないこともないからつらい。言い方を選ばなければ「この世界の片隅に」の下位互換。僕としてはね。


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