貫井徳郎 『愚行録』

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東京創元社、320ページ

<本について>
ええ、はい。あの事件のことでしょ?――幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家4人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。確かな筆致と構成で描かれた傑作。『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第3の衝撃!

『怒り』好きなら絶対好き
映画を見に行く時間がなかったので本で済ませてしまいました。DVDで見よっと。多分そのころにはいい感じに中身忘れてるだろうから二度楽しめる。はず。

いや~面白かったです。もう登場人物が全員考え方に「ひと癖ある」人たちで、読んでて「ウヒヒ」な作品でした。性格悪い人(こういういい方は好きではない、だってそういう人たちは人よりもものを考えているだけなのだから)ほど楽しめる作品なのではないでしょうか。
反対に、普段から周りの人間について何も考えずにのほほんとウェーイと過ごしている人々には刺さらないと思います。刺さらなくていいと思います。

ルポライターが多くの関係者に実際に話を聞いたものを書き起こした形になっているので、ずっと話し言葉なんですけど、そこまで読みずらくないです。叙述の形式が話し言葉と(若干)書き言葉とでうまいバランスでかき分けられているので。

最後の最後で犯人が明らかになるところはぞくっとしましたね。「イヤミス」と言われているのもうなずけます。


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