Nirvana / In Utero

inutero.jpg
3rd、1993年、アメリカ
グランジ

"Heart-Shaped Box"


<アルバムについて>
「カリスマ」カード・コバーン率いるグランジバンドの3枚目にして最後のアルバム(のちにカートは自殺)。2nd「Nevermind」の商業的成功の反動でより生々しくパンキッシュなサウンドに回帰した作品になっている。
AllMusic(ライター):10/10
AllMusic(リスナー):9/10
NME:8/10
Rolling Stone:4.5/5

失望から生まれた音楽
カート・コバーンについては何も読んだこともないし何も知らないに等しい。なので全くの想像で書いていることをお許しいただきたい。

80年代のロックは売れすぎた。そして熟れすぎた(誤変換から生まれた名フレーズ)。
年を追うごとにゴージャスさを増し、うたわれるものといえば恋愛かパーティのどっちか。

そんな現状に失望したシアトルに住むカート・コバーン少年は「僕がロックを取り戻すんじゃ!」とバンドを結成。Nirvanaという名前のそのバンドは1989年に「Bleach」でデビュー。グランジという新たな潮流の波に乗って、彼らの音楽は頭角を現し出す。

そして1991年にリリースされた「Nevermind」。これが爆発的に売れた。水中を泳ぐ赤ちゃんのジャケットは世界一有名なジャケになり、ロックなんか聴かない人でもNirvanaのTシャツを着て闊歩した。

ミイラ取りがミイラになるように、ロックスター嫌いがロックスターになった。
カート・コバーンは少年ではなくなっていたが、再び失望を感じたに違いない。

同じようなことで失望するとき、1度目よりも2度目のほうが苦しいのは間違いない。またか。まだなのか。
そんな苦しみから生まれたのがこの3枚目となる「In Utero」であった。

この発表翌年の1994年にカートが自殺してしまったことを考えると、その失望が完全に解消されたとは言い難いけども、それでもそういう感情から生まれた音楽は人の心を打つ。
より生々しくラウドでおどろおどろしいプロダクションと、カートの絞り出すような悲痛な叫びが作品のいたるところで聴かれる。パンクの精神を正統に受け継いだことを世間に主張するかのように、とにかくオーガニックでエモーショナルな作品になっています。
1枚目も2枚目も聴いたことないけれども(ここにきてカミングアウト)、かなり聴いてて興奮した作品でした。


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