David Bowie / Heroes

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12th、1977年、イギリス
アート・ロック / エレクトロニカ

"Heroes"


<アルバムについて>
邦題「英雄夢物語り」。ベルリン3部作のうちの一つ。代表曲とされる"Heroes"収録。歌モノの前半(A面)とインストの後半(B面)で性格がガラッと変わる実験的な作品。ギターにはKing Crimsonのロバート・フリップ、シンセサイザーではブライアン・イーノが参加している。
AllMusic(ライター):10/10
AllMusic(リスナー):9/10
NME:8/10
Pitchfork:10/10


全ての音が聞こえる
Pitchforkって満点つけんのかよ。すげーなおい。

この人にはやっぱり独特の魅力があるなというのが一聴した感想。
最後のアルバム「」(2016年)しか聞いたことなくて、今回やっと過去の作品を聴く機会に恵まれてよかった。
なんというか、音に広がりがあるというのは何ともわかりにくいしかっこつけてるだけのような表現になってしまうけども、そういうことな気がする。
聞こえてくる音だけじゃなくて、その余韻だとか、その先に広がってるかもしれないような音、そういう部分まで想像してしまうような。
どうしても彼からは「宇宙」を想像してしまうけれど、彼の音楽が持つ深遠さがその理由なのかもしれない。
そんな魅力を再確認した体験でした。

冒頭3曲が特に印象に残る曲ばっかり。
1曲目の"Beauty And The Beast"は祝祭感がすごい。
2曲目の"Joe The Lion"はボーカリストとしてのボウイの才能があふれている一曲。
でもやっぱり"Heroes"に尽きるなあ。「ウォールフラワー」が好きというのもあるし。
いつ聴いても涙腺に来るような曲なんだよなあ。どうなってるんだよ。

聴けば聴くほどいろんな音が聞こえてきて、プログレ感がすごい。参加ミュージシャンの色もちゃんと出てる。
とくにインストが続く後半は後半ですさまじい出来。インストなのに全く飽きない。
何かしながら聞いてたとしてもそれをいったん中断して聞き入ってしまうような音楽。飲み込まれんぞ。
"Moss Garden"なんか風景描写としての音楽として素晴らしい完成度。

頭からケツまで、一切の無駄のない、まだポピュラー音楽が芸術の形を残していたころの大傑作だと思いました。
今年旧譜ベスト1更新。


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