中野信子『サイコパス』

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文藝春秋、240ページ

<本について>
とんでもない犯罪を平然と遂行する。ウソがバレても、むしろ自分の方が被害者であるかのようにふるまう…。脳科学の急速な進歩により、そんなサイコパスの脳の謎が徐々に明らかになってきた。私たちの脳と人類の進化に隠されたミステリーに最新科学の目で迫る!

結局サイコパスってなによ、答えがない
最近めっきり本を読む量が減っていて、長い文章を読んでその人が何を言いたいのかを読み取る能力がどんどん低下していってる気がして、これは鍛えなければと思いまして。
その点では新書っていうのはいい訓練材料になるんですよね。読んでてためになるものも多いし。

ということでなんとなく手に取ったこの本。
結構個人的にはちょっとやばい言動をしたやつを「お前サイコパスじゃねーか」と茶化す、みたいなことを日常的にやってしまってる人間なので、あまりサイコパスという概念自体に恐怖を感じないというか。日常の一部になってる。

サイコパスの具体例とかサイコパスがつきやすい職業とか、サイコパス診断チェックリストみたいなのもついてるんですけど、それはあくまでおまけみたいなものであって、キモはサイコパスを脳科学的に解明していこうという部分。
でも、「サイコパスは○○という部分に××という特徴がみられる。○○は△△をつかさどる部分であるので、サイコパスは△△に障害が見られる」という三段論法がひたすら続くだけで、あまり面白いとは思えませんでした。

そもそもその特徴が多すぎて、ひとえに「サイコパス」とくくるのがそもそもの間違いなのでは?と思うこともしばしば。
サイコパスにはいろんなタイプがいるという話もしているのですが、結局そのうえでそのすべてを強引に「サイコパス」という一つのカテゴリに押し付けている感が否めない。

うーん、あまり刺激的な読書とはいいがたかったです。残念。


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