君の膵臓を食べたい

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2017年、115分、日本
監督
月川翔(『君と100回目の恋』『黒崎くんの言いなりになんてならない』)
出演
浜辺美波(『亜人』)
北村匠海(『恋と嘘』『あやしい彼女』)
大友花恋
矢本悠馬(『ちはやふる』)
上地雄輔(『漫才ギャング』『ドロップ』)
北川景子(『ジャッジ!』)
小栗旬(『銀魂』『宇宙兄弟』)
ほか

<皆さんの点数>
Yahoo!映画:4.1/5
Filmarks:3.8/5

<僕の点数>
38点

原作の良さ、全滅

多分演出の人、もしくは監督が国語ができない人なんでしょうね。それか原作を読んでないか。文字が読めない人なのかも。それなら合点がいく。

もともと全く興味がなかった映画だったんですけど、ファーストデイだったしなんだか評価高いし、暇だったし観るかと思ってちゃんと原作読んで臨みました。でも、ダメでした。暫定今年ワーストかもしれない。というかこのファーストデイに見た3本は全部だめだったんだけど。これと、『怪盗グルーとミニオン大脱走』と『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』。まあ1000円だから許せる。

まずは数少ないいいところから。
映画オリジナルの主人公たちが大人になってからの場面はうまくいってるように見えました。小説という形態が持つ「物語る」という機能を映画に落とし込むとこうなるという。まあ、ありがちではあるんですけど。でも例のあれを見つけるくだりとかはまあよかった。そのあと、「はい、走った~~~~~~~!」とは思いましたけど。すぐタクシー拾ったからよかったけど。
あとヒロインの浜辺美波さんはかわいらしいとは思いました。あくまで外見の話ね。
あとはエンドロールがミスチルだったのもよかった点。最近の邦画はしょうもないカバーをしょうもない人に歌わせがちなので。

悪かった点は、それ以外全部ですかね。
まずもう演出がことごとくダサい。冒頭の主人公が「共病文庫」を見つけるシーンとかなんなんだ、と思いましたね。
原作だと、病院のソファーに忘れ物のように置いてあったその本を、本好きである(このあたりの説明も映画では一切はしょられてたから不自然さが増してます)主人公が何気なく開いてしまう、といった趣のシーンなのですが。
映画だとまず、ポン、と本が落ちる。床の上に。そしてそれを主人公が拾って、いきなり本を開く。
いや、普通さ?!ポンと本が落ちた直後に本を拾ったらさ、まずは周りをきょろきょろ見渡すだろ!と。いくら本好きだとしてもそれをいきなりパラパラめくるわけがないだろ!というか本をポン、と落とすという原作からの改変に意味があるのか?
もうこのシーンで演出のだめさ加減が分かってしまい、まともに見る気が失せました。

そして、北村匠海演じる主人公のキャラ付けがもう最悪。
この物語はもうそれはそれは根暗な主人公がいてこそ初めて陳腐な「余命もの」とは(辛うじてですが)一線を画すものになっているのに、映画の主人公は全然根暗に見えない!
桜良に振り回される主人公が叩く軽口と桜良との丁々発止のやり取りがこの物語の味なのに、それをだいぶ省略してしまってるからもう主人公が少し乗り気にさえ見えてしまうというね。原作の唯一の良さを抹殺してる。
あくまでこの主人公はこの一連の流れに「草舟のように」「巻き込まれて」いくわけですが、映画ではそれが全然そういう風に見えない。
その結果、ありがちもありがちな余命恋愛もののようなシロモノに成り下がっている。24時間テレビでやってくれ。
これも演者の問題というよりは演出・演技指導の問題だと見たほうがいいのかも。

桜良の親友である恭子を演じる大友花恋は素で演技がやばかったけどね。

ダメダメな映画でした。これが高評価ばかりなのはいただけない。
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