円城塔 『Boy's Surface』

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難解極まりない数理的小説


この作家との出会いは、「これはペンです」という文庫本をたまたま書店で手に取り、なんとなく買ってしまったことでした。
最初読んだときは「???」の連続で途中で読むのをやめようかと思うくらいでしたが、そのあとに呼んだ「Self - Reference ENGINE」では、その荒唐無稽なようで読んでいるうちになんとなくわかってくる、そんな世界観にどハマリしてしまいました。

ということでこれが円城塔3作目になったのですが・・・
これはわかんなかったですね~。短編集なのですが、裏表紙のあらすじに「数理的恋愛小説集」って書かれていなかったら、そこに書かれているのが恋愛小説であることすら理解できてなかったと思います。
最初の短篇「Boy's Surface」はまだ、まだ理解できる範疇だったんだけど、それ以降はチンプンカンプン。
ところどころ、アイデアとしてめっちゃ面白い文とか、概念とかは出てくるんだけど、肝心の物語の本筋がつかめませんでした。

一応筆者による「解説」となっている「What is the name of This Rose?」を読むと、この本にはおびただしい量の引用がなされているとのこと。
最近大学の授業でやっているモダニズム文学を思い出させました。ジョイスとかもこの手の引用やってんじゃなかったっけ。あ、やばい、あやふやな知識でしゃべってるのでその畑の方々、間違ってたらごめんなさい。

う~ん。これが理解できるようになる日は来るのだろうか。
しかしながらこの作家、それでもこれからも読みたいと思わせる魅力があります。

★★☆☆☆

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